大和川

 

 

大和川とは奈良県から大阪府にかけて流れ、大阪湾に至る一級河川。

大変汚い川として知られていますが、現在は徐々に回復傾向にあります。

鯉のアベレージサイズは場所にも寄りますが大体50〜60前後ですが、魚影は関西Ｎo１と言われるだけあってとても濃いです。

 

あと、多少の雨でもよく増水してしまうのでそういう時は道糸にごみや水草が大量に絡まって流されてしまいます。下手に遠投でもすると、短時間で道糸に緑色のカーテンができ、取るのに一苦労です。一度、とてつもないものを引っ掛けてしまったようで6号の道糸が切れたこともありました。

そういう時は投げてもあまり釣果も望めないので、手前が護岸されてるところは、まず足元が狙い目です（又は流れの緩やかなところ）。流れがましなので仕掛けが安定し、鯉もそこを通ってきます。護岸されてないところ（カーブの内側、その近辺の砂地）は水に浸かってる場合がほとんどです、もしそうでなくても危険ですので、そこで竿を出すのはやめた方が良いかと思います。

こんなときは餌は大粒は流されるので、粒子の細かいダンゴ（硬く仕上げる）＋食わせ（ラセン仕掛けなどを使用し、ダンゴは直接包まない）　など、断続的に少しずつ匂いが流されていくといった釣り方の方が効率が良いです。食わせとダンゴとの距離を長めにとり、団子の匂いで下流から上ってきた鯉に、先に食わせに食いつかせるようにすれば、がちがちの状態のダンゴに先に触れることはありません。但し護岸されたコンクリートの上でバラケたダンゴが上手く止まってくれることもあります。多少の増水なら普通のダンゴでＯＫです。

 

仕掛けで紹介しているシンプルなブッコミ釣りの仕掛け（餌は2〜3cmに丸めたスイミー＋三色コイミー＋鯉のぼり　等）でも手軽且つ中々の釣果です。御飯でもOKです。

投げてもそんなに流されないような状態になれば投げても大丈夫です。

 

当然、通常の水の状況なら普段通り投げて釣ることができます。

 

 

 

 

 

 ↑は柏原市役所付近のポイントです。家から自転車で30分ちょっとかかります。

基本的にこのあたりで竿を出すことが多いです。

ちなみにここは竿を出す場所はたくさんありますが、釣り人が多いときにはほんとに多いです。石川合流地点から写真に見える鉄橋のもう少し奥にある取水塔まで、竿の合計が約40本ありました。これには驚きましたが、この日は満員状態でした。釣果は・・・でした。

 

柏原市役所付近のポイントでの夕日。

 

 

 

河口付近のポイントです（右岸から撮影）。奥に見えるのが阪神高速湾岸線の橋です。

ここで竿を出したことはないですが、両岸とも敷石があって中流域とは感じが違います。川幅も倍以上あります。また、当然このアタリは、潮の干満があるので干潮になると所々干上がるようです。

ヘラ師の方も来てるみたいなので釣行の際はトラブルのないよう気をつけましょう。

聞いた話ですが病気の鯉があがることも少しあるようです。病気を持った魚は、自ら病気を治すためにこの汽水域まで来るという話を聞いたことがあります。

 

 大和川下流　（釣り用品伊勢吉横 ）阪堺大橋の増水時

 

 

 

 新大和橋（柏原市役所付近）の上から撮影しました。普段はここにこんなに鯉が集まってることはないのですが帰りに寄ってみたところ鯉が密集してました。

確かこの日は鯉釣り大会の日だったと思います。随分釣果が悪いと思ったらこんなところに（怒）。水面に何か茶色いものがたくさん浮いています。鯉は皆これを食べていました。

 

 

 遠里小野橋付近のポイント(遠里小野橋より撮影）。奥に見えるのが南海高野線の鉄橋です。そこに向かって水深は深くなっているようです。

魚影はかなり濃いです。

投入ポイントは橋げたのラインの流れの緩やかなところです。活性が高くなると、足元にも鯉が餌を食べにきます。水面にはあまり顔を出さずに静かに待つと、頻繁によってきます。

ちなみに、橋げたのラインでも流れは結構きついです。足元でダンゴの様子を観察したところ、バラけたダンゴは大粒もろとも簡単に流れていきました。

なのでここでは吸い込みのダンゴは場所によっては効果を発揮しないと思います。橋桁の下流のラインなら大粒だけは何とか残りそうです。硬めに炊いた御飯又は３�冂�度に丸めたスイミーやコイミーを食わせにするか、パンやコーンなどの食わせオンリーでも十分です。むやみに団子をつけると多分この狭い場所では着水音が鯉を警戒させてしまいます。

ちなみにボラもたくさんいます。この群れ（20センチも無いですが）はミャク釣りの標的となります。暇つぶしになります。ただ内臓（たまたま針がボラのお腹に刺さってしまった）から、喉元をえぐる様な強烈な匂いがします（笑）。何にも例える事が出来ないにおいでした。大和川流域ではこの遠里小野付近が以前の統計で一番汚いとどこかのサイトで見ました。ただボラ自体の食性もあるので大和川に限ったことではないかもしれません。

ここはパンプカのポイントです。御飯でブッコミ釣りなどもします。

ここの鯉は白いものによく反応するようです。御飯でブッコミ釣りをしている時に観察していると、明らかに色に反応していました。白いスポンジを針につけて浮かせると、カメが何度も食いついてきます。

ここから他の川が大和川と合流しているのですが、本流の流れがきつく、水門から流れてくる川の水がこの先でぐるぐると回って、油が浮いて溜まっている状態でそれを食べるために半分近くの鯉は常に水面で口をパクパクさせています。それでもパンに見向きもしないときがあります。

型はそれほど大きくありません。フナやボラもたくさんいます。あと雷魚も少し。

 

 　　

 

現れたときに、ビックリして思わず撮りました。後で調べたところ大和川に生息するヌートリアだと分かりました。本流から水門の吐き出し口まで進入してきてそのあとUターンしせっかく寄ってきた鯉を蹴散らしながら上流へと堂々と去って行きました。写真上のほうに見にくいですが50センチほどの鯉が泳いでいるのでそれと比較すれば結構大きいです。地元の方がワニと勘違いしてました。

おじいさん「ナンやあれは！？ワニか！？」

自分「いやワニじゃないと思います！？」

 ワニだったら鯉たちが食べられるのでさっさと退散してもらいます。その前に通報しますが。。。

○印をしてあるところに見えるウジャウジャは全部鯉です。この日は暑すぎて２時間あまりで撤収（笑）。後１時間いたら帰り道で倒れていたかも・・。その後は大川へ行きました←（完全な釣り馬鹿です）

 

  

↑上流の様子　↓下流の様子

 中流域でもこのようなポイントが存在します。もう見た目的には完全な渓流です。しかし虫と草だらけの場所を掻き分けて足を踏み入れると鯉が一気にバシャバシャと逃げ出します。バス釣りなどで嫌われる「コイロケット」というやつです。鯉師からすれば「おっ、コイおるやん！」と心躍る場面です。

 

 

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